客 殿

客殿 (徳川家光公誕生の間)

国指定重要文化財

客殿は、書院庫裏とあわせ江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。

桁行けたゆき8間、梁間はりま5間の入母屋作りで柿葺こけらぶき。12畳半2室、17畳半2室、10畳2室があります。12畳半のうち一室が上段の間で、床と違い棚が設けられ、そのふすまと壁面には墨絵の山水が描かれています。また、天井には彩色による81枚の花模様があります。湯殿と厠(便所)も設けられています。

この上段の間は、この建物が江戸城にあった頃、3代将軍徳川家光公がここで生まれたということから、「徳川家光公 誕生の間」と呼ばれています。中央の17畳半の一室には仏間が設けられ、仏事を営めるように設営されています。仏間正面の壁には、豪華な鳳凰と桐の壁画があります。

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